漢方形成外科 / 形成外科専門医 / 美容外科専門医 岡田 宇広
OKブログ
東京医科大学病院にて外傷・再建手術に従事し、顕微鏡レベルの手術を修得。
形成外科専門医、美容外科専門医を取得。
北里大学東洋医学研究所にて鍼医マスターコース、漢方医コースを修了。
西洋医学と東洋医学を融合させた医療で真の美しさを実現する。
Takahiro Okada Official Blog
たるみ治療
たるみ治療に対する発表を京都で開催された形成外科総会で行ってきました。
形成外科総会は、全国から形成外科の専門医を中心とした3千人以上が集まる学会です。
今回は、たるみ治療のイノベーションとなる “切らないフェイスリフト”についてです。
美容セッションの関心は高く、会場に発表者の自分が入っていくのも困難な程の混み具合でした。
まず、たるみ治療は、切開をするかどうかで下の図のように大きく2つに分ける事ができます。
さらに図のように、
たるみ治療として切る方法としては、
① フェイスリフト手術
たるみ治療として切らない手法としては、
② スレッドリフトという糸で引き上げる手法
③ 高周波RFなど機器のエネルギーで引き締める治療
の3つに分ける事もできますが、
たるみ治療はいずれにしても近年は低侵襲なもの、
ダウンタイムの短いものが望まれてきています。
そのため、たるみ治療の切らない手法であるスレッドリフトに使用する糸も
切開が不要なタイプへと進化してきました。
たとえば、写真は3Dリフトと呼ばれるものですが、以前のシルエットリフトという
小切開と内部での固定が必要であったタイプから進化した糸が3Dリフトです。
また、糸を挿入するために必要となる針も先が鈍い形へ改良されてきています。
写真は、各社から出ている針付きのコグ糸です。
コグは棘の意味で、これによって組織を引っかけて引き上げる仕組みです。
針に関しては先が鈍いほうが内出血がなく、痛みも少ないので安全です。
また、リフトアップの効果はコグの形や素材によって変わるので、
各社から開発されている糸の中から1番良い糸を選ぶ事が大切です。
今回 それらの進化した糸を組み合わせる事により、
“切らないフェイスリフト”とさえいえる効果をタルミ治療に出す事が可能となりました。
両側で30分程度という施術時間の短さも優れた点だと思います。
まさに効果を出しつつもノーダウンタイムを実現した手法といえます。
会場の著名な形成外科の先生方からも更によい結果を出すための御意見を頂きました。
これにより、この当院で開発した”切らないフェイスリフト”とさえいえる手技は
今後も更に進化を遂げそうです。
タルミの悩みに対して切る治療までをタルミ治療として希望されない場合、
切らずに治療が行える今回の手法はノーダウンタイムの素晴らしい選択肢だと思います。
黒目整形に続いて新たなイノベーションが東京皮膚科・形成外科から再び生まれました。
To Be Continued…
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