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東京皮膚科・形成外科 歯科医師 櫻井千春

櫻井千春ブログ

歯科医師櫻井によるブログです。歯やお口のことだけでなく、美容や健康についての様々な事をご紹介しています。

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ブリッジの破折について

 

 

今日は他院で治療したセラミックが破折した際の、再治療についてのお話です。

 

主訴:ご飯を食べたらセラミックブリッジが割れた

 

詳しくお話を聞いたところ、

某ファーストフード店のナゲットを噛んだ際に、ガリっと硬いものを噛んでしまい、びっくりして飲み込んでしまったとのことでした。

 

ナゲットを噛んだことで入れたばかりのセラミックブリッジが割れたというのも驚きましたし、

ナゲットに謎の物体が入っていた事にもびっくりしました!!

 

柔らかいナゲットの中にセラミックを破壊するほどの何かが混入していたなんて、怖いですねー。T-T

 

そりゃあ油断しますよね、噛んでいたものは柔らかいナゲットですからね。。

本当、何が混入していたのでしょう。。

 

幸いにも患者様の体調に変化はないとの事なので、それだけはよかったです。

 

それはさておき、今回セラミックが破折してしまった理由を検証してみました。

 

 

理由は以下になります。

 

①セラミックブリッジの強度そのものが弱かった

 

除去したセラミックを調べてわかったのは、セラミックの中でもイーマックスという素材を使っていて、これは単冠で使うには大変優れていますが、

大臼歯のブリッジには適さないとされています。

なので強度不足で破折したと考えられます。

 

②噛み合わせが強かった

 

破折したブリッジは下顎でしたが、反対側の上の歯の噛み合う部分もセラミッククラウンでした。

この場合、噛み合わせがきちんと調整されていれば問題ないのですが、

破折した右側の噛み合わせは、左側よりもかなり強く当たっていたので、

セラミック同士の噛み合わせが強かったことにより、負担過重で最終的に破折してしまったと考えられます。

 

以上の問題点を踏まえてブリッジの再製をしたいと思います。

 

今回は臼歯部にも対応できるジルコニアセラミックで作製し、

さらに左右均等に噛み合わせができるように調整してセットしました。

 

ジルコニアブリッジSET後 

IMG_0836

どれがブリッジか分かりますか??

 

 

正解は、これです!

 

 

IMG_0847

set後は全く違和感なく、経過も良好とのことです!

IMG_0846

このような他院での治療のセカンドオピニオンや、再治療もお気軽にご相談くださいませ⭐︎⭐︎

 

 

東京皮膚科 形成外科

0335458000

 

 

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