口臭について｜東京皮膚科・形成外科

 

においの問題はすごく難しいですよね。

 

例え自分がにおっていても、自分の臭いには順応してしまって

 

ご本人は全く気付かない事が多いです。

 

また逆に

殆ど臭いはないのに、生理的な範囲のレベルでも気にされている

心理的なケースもみられます。

 

 

それが「わきが」の場合は

診察の際に実際ガーゼを脇に挟んで頂き、

臭いが強いと医師が判断した場合にオペをおすすめしております。

 

http://www.skin.tokyo/service/わきが治療剪除法/

 

また生理的で軽度な場合は

医療機関専用の臭いも押さえる制汗剤もご購入頂けます。

 

 

つぎに

「口臭」の場合です。

 

無臭の人間なんて世の中にいませんので

生理的な口臭は誰にでもあります。

 

生理的口臭はお口の中が健康な人にでもある

朝起きた時に口の中に広がる軽度な臭いです。

 

食事をしたり、お茶を飲んだりして普通に生活を始めれば気にならなくなる程度で

周りの人も不快に思う程のものではありません。

 

 

問題は『病的な口臭』の方です。

強烈な魚が腐った様な強烈な臭いを発している場合です。

 

 

 

この臭いの原因の多くの殆どは進行した歯周病なのです。

 

 

メチルメルカプタンやジメチルサルファイド、硫化水素という強烈に臭う揮発性硫黄化合物のガスが発生する為です。

 

歯周病の原因である歯周病菌は、

嫌気性菌といい、空気を嫌う性質があるので歯周ポケットの奥深くや舌苔にひそんで繁殖します。

そして上皮細胞や白血球が分解され、この強烈な臭いが発生するのです。

 

 

これを口臭用のスプレーでごまかそうとしても

強烈なガスと爽やかミントの香りが混ざって

かえって複雑な臭いが出来上がってしまうだけです。

 

お部屋の中の消臭だって、生ゴミを放置したまま消臭スプレーをしても意味ないですよね？？

 

それと同じで、病的な口臭を消すにはその原因を断たないとだめです。

歯周病の進行は、見た目では分からずにどんどん進むので

まずは歯科医院でご自身のお口がどんな状態なのかを診断してもらうのが大切です。

 

また鏡で舌を見てみて、

舌が白っぽくなっていたら

それは何を隠そう・・・舌についた垢なんです！

 

 

これからは歯を磨いた後に、必ず舌の汚れも落とすようにして下さい。

 

舌苔が口臭の原因になっていることもありますので注意しましょう。

 

 

また内臓の疾患によって、口の方に臭いが上がってきている場合もあるので、医師の診察をおすすめします。

 

 

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