歯のホワイトニング
以前、神経を取った歯に対してのホワイトニングについてお話しましたが、
今日は神経が元気な歯に対してのホワイトニングについて書きたいと思います。
まずホワイトニングには大きく分けて、
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングはまず自分の歯にフィットした、専用のマウスピースを作ります。
そしてご自宅で、そのマウスピースにホワイトニングのジェルを入れて、マウスピースを装着します。
私自身、毎日、就寝時にホームホワイトニングをしています。
今は、オパールエッセンスのホームホワイトニングジェルを使っています☆
寝るときにマウスピースをはめて、
朝起きたら外すという方法です。
また
私は上の歯だけホワイトニングしてます!
なぜなら
下の歯と上の歯との色の差を
患者さんに比べてもらい、
ホワイトニングしている歯と、していない歯の差を実際見比べてもらうためです!
なので
上の歯はA1(歯の色の指標です)
以上明るいですが、
下の歯はA1.5ぐらいです。
自宅で行うオフィスホワイトニングは
「過酸化尿素」
という薬剤を使用しますが、その中に含まれる「過酸化水素」が歯に作用するのです。
そしてその薬剤の濃度が直接関係してくるのです。
一般的に、
濃度が高いとしみやすいです。
歯の表面、エナメル質の色はもともと白色ではなく半透明で、
下層にある象牙質の色が黄色みがかっているために、
エナメル質に反映して歯が白く見えたり、黄ばんで見えたりするのです。
エナメル質の色素を無色透明にするのではなく、
下層の象牙質を白く変色させ、エナメル質に反映させて白い歯となるのです。
ホワイトニングの主成分、過酸化水素と過酸化尿素は一定温度になると、活性酸素と水に分解されます。
この分解時に発する酸素が、歯(象牙質)の着色部分を無色透明に分解(ブリーチング)するのです。
そしてもう一つ理由があります。
歯面のエナメル質は無数のエナメルの小柱が束になってできています。
過酸化尿素から発生した酸素は、エナメル質表層のエナメル小柱に浸透し、
エナメルの表面に光が乱反射して、曇りガラスのようなマスキング効果を得ることができ、
歯が白く見える仕組みになっています。
このように過酸化水素、過酸化尿素の酸化作用を利用して口腔内で分解された酸素がエナメル質に浸透し、
歯の象牙質の色素(有機質)だけを分解して無色化させるため象牙質の構造を変える事なく色調を明るくする事ができるということです.
これらの薬剤はアメリカではもとより、
日本でもオキシドールに配合されるなど長年消毒、殺菌剤として使用されて いるもので安全性は学会でも保証されております。
みなさま、安心してホワイトニングをして
白く輝く美しい歯を手にいれましょう!
ただし
妊婦さんや授乳中の方はお控え下さい☆
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