薬膳ランチ
先日、銀座で韓国薬膳料理のランチに行ってきました。
東銀座の駅前にある『はいやく』さんです。
一般的な韓国料理屋さんに比べて、落ち着いていて高級そうな雰囲気のお店です。
現代の人々の健康は、食生活の乱れ、ストレスなどさまざまな要因からバランスを失いつつあります。
未病・予防医学という観点から健康を考え、『西洋医学と東洋医学の融合』をモットーに
西洋医学だけではない、逆に東洋医学だけでもない、融合してはじめてできるそんな料理に出会えるのが「韓国薬膳 はいやく」さんです。
こちらの料理は『陰陽五行説』というものに基づいているそうです。
『陰陽五行説』という言葉は、「陰陽説」と「五行説」とが組み合わされたもので、
二つの説が別々に論じられないほど混じり合ってしまったので、現在では陰陽五行説として一つに考えられているそうです。
「陰陽説」とは、
例えば肉を陽、野菜を陰と考えたとすると、
肉だけを食べればコレステロールが上がり、野菜だけを食べればたんぱく質不足になるといったように、
片方だけでは栄養バランスが良いとは言えないので、両方をちょうどいいバランスで摂ってこそ、身体にも美味しいという考え方です。
また「五行説」とは、
五味(すっぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い)や
五色(青、赤、黄、白、黒)の調和をとって飲食をすれば、
五臓(肝、心、腎、脾、肺)を養うことになり、健康維持につながるという考え方です。
また他の見方をすれば、弱っているところがあれば、そこを補ってあげることで、体調を整えることもできるということなのだそうです。
韓国料理では「薬念する」といって、料理を作るときには健康が維持できるようにと念じながら、
あたかも薬を調合するかのごとく心を込めて薬味や調味料を混ぜ合わせます。
韓国では、古くから陰陽五行説にあらわれる「五味五色」を重視した料理を作ってきました。
このバランスを取ることは健康維持に大変役に立つのです。
これを可能にしたのが、「薬念(薬味や調味料の総称)」です。
「薬念」の調合の仕方により、いろいろな味が生まれます。
この「薬念」は実際に、漢方薬の薬剤として用いられるものが多く、
種々の「薬念」の微妙な調和により、料理を美味しくするというだけでなく、栄養バランスを調節することで、舌にも身体にも満足できる料理に仕上がるのです。
韓国の料理は一般的に、辛味が強く、味が強いイメージがあります。
漢方薬は苦い物が多いですが、辛味をベースにした韓国の薬念は、この苦味を抑えることが可能で、健康でありながら「美味しい薬膳」に仕上がるというわけです。
実際にプルコギランチと
スンドゥブランチをそれぞれ注文しましたが
もちろん苦みなどは一切なく、とても上品な味で大満足でした!!
お値段も1000円前後とお得です☆
また漢方といえば、
東京皮膚科 形成外科でも漢方外来を行っております。
漢方の薬剤師さんが
ゆっくりとお話をお聞きした上で、
患者様お一人お一人にあった漢方薬を処方致します。
同じ症状でも体質や気質によって処方するものが異なるのが漢方薬の特徴です。
漢方外来は土曜日の18時〜の完全予約制となっておりますので
クリニックにお問い合わせ下さい。
東京皮膚科 形成外科
0335458000
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