ツボ外来　世界が日本式のお灸に注目？

今日はだれ〜

2014/5/27 staffblog

鍼灸の話といえば、ほとんど鍼の話が中心になりがちですが、実はここ数年、日本式のお灸の治療が海外で注目され始めているようです。国内外で精力的に活動を続ける池田総院長に習い、私も先日、愛媛県松山で行われた全日本鍼灸学会に参加してきました。

皆さん、愛媛といえば、みかんや今治のタオル、お遍路等のイメージがあるのかもしれませんが、実はかつてはお灸の本場でもあったようです。今回の学会も、医師や鍼灸関係者からの灸療法の発表が多かったです。古来お遍路の旅人は積極的にお灸で身体の疲労をとったようですが、弘法大師、空海上人によると、お灸は本来人々の心に火をつけるもので、何か気付きのようなものに導くものでもあったようです。灸療法は平安時代では貴族でなけらば受けれなかったくらい特別なものだったようです。

今回の学会で個人的に目をひいたのは、イギリス人鍼灸師により立ち上げられたMoxafricaという慈善団体。この団体はアフリカにおける結核患者の薬による副作用を直接もぐさを皮膚にのせる日本式のお灸で緩和させるという取り組みをしているとのこと。

お灸療法は中国から伝わり、湿度の高い日本でさらに進化しました。Moxafricaのこの試みには日本式鍼灸の様々な可能性を感じ取りました。

当クリニックでは自宅でできる東洋医学の理論に基づいたセルフ美容お灸のアドバイスや、電気お灸を使ったダイエット腸マッサージも受付けております。ご関心ある方はツボ外来まで。