東京皮膚科・形成外科 池田総院長ブログ
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インプラントの失敗を防ぐために
最近、インプラントのトラブルが社会問題となっています。
インプラントにつき、東京皮膚科形成外科歯科顧問と
緊急対談を行いましたのでアップいたします。
顧問歯科医師の長谷川先生です。
いつもお世話になってます。
宜しくお願い致します。
最近、インプラントのトラブルが社会問題化しています。
ただ、インプラントの悪いところばかりつつくのではなく、
良いところも患者様に知っていただきたいと思います。
まず最初に何故、急に社会問題になってしまったかを教えて頂いていいですか?
まずはインプラントの背景に問題があります。
そもそも、インプラントが今の形になってからの歴史が30年ぐらいなんです。
昔のインプラントは包丁みたいな形のプレートタイプインプラントというものだったんです。
その時代は90%以上のインプラントが脱落していました。
構造上の問題・物理学的があったのですが、そこからどんどん進化して材料も変わっていって、
今ではチタンのボルトの形になっています。
事故というのは昔からずっとあって、
特にプレートタイプに関しては脱落した後に骨が大きく欠損してしまい、
場合によっては顎骨の再建を余儀なくされるという例が多かったんです。
特にインプラントを入れられる50代60代の方には、
昔のイメージが未だに拭えてないという方が多いのが実情です。
インプラントの事故は、ここ最近急にクローズアップされていますが、
実際我々インプラント専門医の中では昔から問題になっていたことなんです。
ただ、我々は歯科医師免許を持って仕事をしていますが
個々の専門分野に対する法律的な規制というものがないんです。
ですから、極端に言うと歯科医師免許をとった翌日から
インプラントをやっても違法にはならないんですね。
それは難しい問題ですね。
僕たち美容外科の世界でもそうですけど、
特に美容外科の経験がない、他科の先生が
ポンと美容外科を開業できるみたいなところが、
歯科領域でもあるという事ですね。
そうですね。
私も元々は補綴という歯を残す医局にいたんですが、
そこで修行を積んでからインプラントに転身していったわけです。
しっかりとした下積みというのがないまま
安易にインプラント行っている先生が多いというのが実情です。
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