本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

昨日は日本美容外科学会学術集会に勉強に行って来ました。

日本形成外科専門医だけが正会員になれる学会です。

注目のイタリア人医師、Giovannni Schiavone先生による

PRP療法の講演。

現在様々な会社からPRP kitが出ていますが、

先生は今までPPP として破棄していた血漿からもフィルターをとおして

微小蛋白を抽出して加えることにより、より良い結果を出されているとのこと。

髪の毛が確実に増えていましたよ。

美容系男子の皆さん！良かったですね（笑）。

学会が終わってから、PRP治療を教えて頂いた林先生の

烏丸姉小路クリニックでPRPの勉強会があると聞き、

参加させて頂きました。

 

日本の美容外科の重鎮の先生ばかりが集まっておられ、

びっくりしました。もちろん僕が一番若輩者です。

 

先輩方がたくさんの美容外科手術を勉強し、発明して下さったおかげで

今の美容医療が成り立っている。改めて感謝の気持ちで一杯です。

Giovannni Schiavone先生はPRPについて

本当に詳しく研究しておられました。

朝、昼、晩でも血液の状態は変わるし、

お酒を飲むとPRPの効果は落ちるそうです。

 

皆さん、再生医療の前日にはお酒を控えましょうね。

手術をした後にお酒を飲んではいけない理由と一緒のようです。

 

新しいキットも教えて頂きました。

薄毛治療の結果ももっと良くなりそう。

終わってから師匠の京都の冨士森形成外科医院の冨士森院長と、

沖縄の当山美容形成外科の当山院長とお食事に誘って頂きました。

冨士森先生は８０歳を過ぎられてもなお、

手術が進化しておられます。本当に尊敬しています。

 

年齢に関係なく、常に最先端の内容でDisucussionできる、

ということが本当のアンチエイジングだなと思いました。

 

当山院長の当山美容形成外科は沖縄で５８年の歴史を持つ美容外科です。

様々な経験を持たなければわからないことが医療にはあり、

当山院長のひとことひとことが全て勉強になりました。

 

昨日ほど、諸先輩型のご恩を感じたことはありません。

 

「しっかりと私の技術を学んで、患者さんを喜ばせなさい。」

眼瞼下垂手術を教えて頂いた西條先生の言葉を思い出しました。

 

学ぶは真似るという言葉から来たそう。

達人になると技術を真似されることをなんとも思わず、

むしろ喜ぶものなんですね。

 

まだまだ勉強不足を痛感しました。

患者様のためにもっともっと頑張りますね。

 

 

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