本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

G-メッシュのGはGinza IkedaのG。

当院オリジナルのスレッドです。

G-メッシュを開発した理由は数年前ヒアルロン酸による注射のトラブルが

韓国や中国、台湾で多発したこと。

もともとヒアルロン酸は欧米でのシワ治療目的で開発されていたので、

お鼻を高くする目的で作られていたわけではないのです。

ヒアルロン酸の注射はあまり勉強をしていない医師に注射されると、

最悪の場合、眼動脈を塞栓して失明を起こすことがあります。

韓国、中国では年間100例近くも失明例が報告されたために

日本アンチエイジング外科学会でも勉強会を行って

警鐘をならしていたのですが、

テレビでも放映されたようです。

学会でどんなに注意喚起していても

まったく学会に勉強に来ない先生もいますし、

胸用の安いヒアルロン酸をこっそりとお鼻に入れるクリニックもありますし。

 

「無知は犯罪」を僕は師匠に習ったのですが、

患者さんには先生がどんなヒアルロン酸製剤を

使っているのかとかわかりませんよね。

というわけでより安心で安全なGメッシュを開発したというわけです。

Gメッシュは再生医療に細胞を誘導させるための足場として使われている

ポリカプロラクトン（PCL)でできています。

2年間かけて少しずつ、ゆっくりと溶けていきます。

固体ですので、血管をついても血管内を流れることはありません。

（内出血のリスクはありますが、失明はないと言えます）

鼻筋だけでなく、眉の部分にもGメッシュを入れて、

ホリを深くしてナチュラルハーフ系のお顔にするのが

当院では人気。

鼻だけに入れると整形顔になってしまいますが、

ホリから彫刻のように顔の形を作ると自然な美男美女を追求できます。

いままでホリを深くする治療は大きな手術で修正も大変なので

いちかばちか、先生に託す手術でした。

Gメッシュは注射で少しずつホリを深くしていけるので

自分で好きなホリを選べるのがGメッシュでおこした

一番のイノベーションだと思っています。

ホリを深くすると目が開けやすくなり、

美人になったと喜ばれる治療なのですが、

このあたりもなかなか説明が難しい。

人間、心変わりすることもあるために

数回かけて少しずつホリを深くしていって、

「この辺でストップ」という感じで治療を進めていくのが

池田流です。

固めのヒアルロン酸をメッシュ内に入れて足場を太くすると

組織が10%ほどたくさん誘導できるという研究結果があるので、

仕上げに少しだけ固いヒアルロン酸で微細な補正をしています。

補正をしているところ。

Gメッシュ、何がすごいってお鼻の手術直後にこんなに腫れていないのです。

（この方は鼻尖縮小も同時にしています）。

とってもイケメンになり、とっても笑顔。

この方は3月4日の東京ビューティーサミットで登場予定です。

そのうちこのブログでもアップいたしますね。

 

さて、今月号の美StにGメッシュの特集をして

頂いております。

 

 

皆さん、チェックしてみてくださいな。

ヒアルロン酸を入れて隆鼻をすると何度もお金がかかるし、

流れてなんとなくヒアルロン酸を入れた太い鼻になるくらいなら、

Gメッシュが良いという流れに美欲が強い方はなってきている様子です。

加齢によりお鼻の先は団子鼻になっていきます。

若い時に鼻先にプロテーゼを入れている方は、歳を取ると

普通の人よりも鼻先が大きくなっていってしまい、

あぐらのかいた大きな鼻になっていきます。

その顔が「整形顔」と呼ばれます。

お鼻を高く、ではなく、ホリを深くしながら鼻先と

鼻翼は小さく、が美しいお鼻の正解です。

Gメッシュはとても良い治療ですが、

今まで以上に美意識が高い先生を選ぶ必要はあると思います。

 

最後に。

最近、注目を浴びたいという理由で医療関係者のフリをして

嘘の情報を流す人が増えています。

こんな感じです。

医療情報は皆さん注目しますからね。

近年のネットの嘘は本当に巧妙なので

普通の良い人が騙されてしまって拡散したりすることも。

 

僕自身は最近ネット情報は全く信じておらず、実際に偉い先生と

直接会ってコミュニケーションを行うことにしています。

特に副作用情報等ネガティブな情報は

美容医療の場合は直接会わないと手に入らないという理由もあります。

というわけで今後も東京皮膚科形成外科は安心で安全な美容医療を

追求してまいります。

さて、帰国してからバタバタしておりますがフランス、スロバキアで

勉強してきた美容医療もまとめていきますね。

 

 

 

 

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