本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

第120回日本美容外科学会学術集会（JSAPS)の

パネルディスカッションで発表するために北海道に行ってきました。

これからカンボジア、タイでの美容整形事情につきまとめていく予定ですが

せっかくなので日本の美容医療事情についてもまとめたいと思います。

組織会長の野平先生のご挨拶。

北海道大学は早くから形成外科と美容外科の連携が行われている

大学病院でもあります。

今回は埋没法、部分切開法、切開法についての手術適応基準や

効果を永続させるためのコツなどについて討論しました。

意外と埋没法を行っていない先生が多い、

という印象でした。

ただ、腫れを少なくすることにより術中に細かな

左右差の調整が出来るということが埋没法のメリットでもあります。

永続製を求めるなら切開法、細かな左右差を調整したいなら埋没法、

という具合に患者様は選ばれた方が良いのかもしれません。

次に今話題の脂肪注入。

ヒアルロン酸は吸収されるために脂肪注入を選ばれる人が増えているよう。

ただ、脂肪は長い間残るために

表情を出した時の不自然さ気にされる患者様も時々おり、

どのように注射をすれば表情を出したときも自然な形を作れるか、

などの討論がされました。

最後に美容医療の合併症についての報告や、

大学病院と美容外科との連携の方法についての議論がされました。

合併症の報告は我々がどんなに報告しても合併症を引き起こしている

医師自身が勉強会にこないことが多い、という大問題があります。

患者様は自分の担当医が日々、勉強会に参加しているか

どうかをチェックする必要がありそうです。

最近いろいろと東洋の美容外科を回っておりますが、

やはり美容医療は日本が一番進んでいると感じました。

少し安心ですね。

立派な感謝状を頂きました。

組織会長の蘇春堂形成外科の野平先生、

ありがとうございました。

今後とも東京皮膚科形成外科は安心で安全な美容医療の普及に

努めて参りたいと思います。

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