本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

日曜日は低温プラズマ機器のワークショップを銀座で行いました。

プラズマは固体、液体、気体の次にエネルギーを与えるとできる物質。

雷もプラズマ、身近なところではろうそくの炎の先もプラズマです。

従来のプラズマは高温になり、やけどを起こすため

生体には使えなかったのですが、低温だけど電子温度のみ高いという

常温大気圧プラズマが開発されたのです。

常温なので生体にあてることができます。

常温プラズマを生体にあてると成長ホルモンが放出されて細胞分裂が早くなり

殺菌効果も高いため、傷が綺麗に早く治ることがわかってきました。

それを美容医療に応用できないかということで

そのプラズマ機器、アルゴンを用いたkinpenと

窒素を用いたネオジェンを日本で一番早く導入した

クリニックFと東京皮膚科形成外科のそれぞれの経験について

勉強会とワークショップを開くことになったのです。

クリニックFの藤本院長はプラズマの研究で博士号を取られたそうで、

プラズマ医療についてわかりやすい講義をして頂きました。

そのあとに、僕がなぜプラズ医療にはしっていったかについての講義と

西島先生の、創傷治癒を促進させる理由についての講義。

そのあとに東京皮膚科形成外科銀座院に移動して

それぞれのクリニックがどのようにして肌を若返らせているかに

ついてワークショップを行いました。

我々の治療は当院の美人女医、白石先生が自分自身におこなっていて

驚異的は若い肌を保っているため、その実体験についてもわかりやすく

説明をしていただいたので参加された先生方にも好評だったようです。

まあ、僕もこの治療は行っているんですけどね笑。

僕は世界一細い針のオスモインジェクターを用いた

ベビーペプチド療法のあとにプラズマ照射。

クリニックFはレーザー専門のクリニックらしく、

フラクショナルレーザーを照射したあとに

ペプチドを塗布してからプラズマ照射をおこなっているそうで

その手技を皆さんに見せて頂きました。

赤ちゃんは驚異的な量の成長ホルモンのなかで育ちます。

その赤ちゃんのペプチドを真皮内に投与すると

成人でも毛穴が目立たなくなり、肌も白くなることがわかってきました。

この治療は１０年に１度現れるか現れないかという美容医療といわれています。

このベビーペプチドは化粧品材料としても研究がすすめられており、

将来はもう少し身近なものになると思われます。

僕も藤本先生も最近海外講演が増えているために

お互いに忙しくなかなか会える機会がなかったのですが、

お互いにスケジュールを合わせて

９月中旬に一緒にドイツの研究所に見学に行くことになりました。

ドイツでは熱傷や瘢痕、難治性潰瘍の治療として研究が進んでいるそう。

この報告と今後のプラズマについての講演を

11月11日、12日に行う日本アンチエイジング外科学会総会でも

行いたいと思います。

学会につき詳しくはこちらです。

美容医師の皆さん、楽しみにお待ちください。

プラズマについては名古屋大学の堀教授がわかりやすい解説をしておられます。

プラズマについて詳しくはこちらです。

人類は200歳まで生きられる！？

なんとも夢がある治療ですね。

長生きができても、若さと健康を保てるように

僕ももっと研究を進めていきたいと思います。

最後に講師の皆さんと一緒に。

藤本先生、西島先生、ありがとうございました。

才能あふれる先生方とプラズマについての情報交換ができて

本当に幸せでした。

余談ですが、週末弾丸で韓国に美容の勉強に行ってきました。

ちょうどその日にお誕生日だったので

ホテルで一人なのに誕生日ケーキが。

食べられないと困っていたところ

韓国の有名美容外科医、

Ahn先生とキム先生がお祝いに駆けつけてくださいました。

ついでに様々な情報交換も。

この数日で、最新の美容医療について

数倍賢くなった気がします笑。

患者様の皆様も楽しみにお待ちください。

 

 

 

 

 

 

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