本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

今回、日本からの参加者は僕１人でしたので、

日本で美容医療を行っている先生方のために

今回の講義の一部をお伝えします。

細かな事、合併症を防ぐためのテクニック等については

7月にJAAS評議員の森川先生と一緒に行う

再生医療、ヒアルロン酸のセミナーの時にお話したいと思います。

 

美容医療を志す医師は臨床医であり、技術者であり、

かつアーティストであることが望まれます。

 

アンチエイジングと美容の両立が

これからのグローバルスタンダードになるでしょう。

 

年齢とともに目が小さくなり、目尻にカラスの足跡が現れ

こめかみ、ミッドフェイス、頬の輪郭、そして唇が下がってきます。

しかし最も大切なのは土台である骨の変化です。

今回、我々は２０代から８０代までの骨の変化について分析しました。

 

美しさとは大きな目、高い鼻であるが、

これからは顎のラインに対するこだわりも大切です。

アゴをほっそりとするだけでこんなに美しくなるのです。

このテクニックはVテクニックと言われています。

 

アゴの骨がなくなるために首のしわが出てくる事がわかって来たため、

アゴにマイクロカニューレを使ってヒアルロン酸を打つ方法を

おすすめいたします。

 

また、ヒアルロン酸は3ヶ月から1年で吸収されると言われていましたが、

人間の皮膚にヒアルロン酸の注射を行うと

吸収されながらコラーゲンが増えることがわかっており、

首のしわの治療にも勧められるようになってきました。

ヒアルロン酸は技術の進化で注射後の移動が最小限で長持ちし、

リフティング効果も高いものが開発されていますのでそれを使うことを

推奨いたします。

その後、ディスポート（イギリス製ボツリヌス製剤）の講義をおこなった後

ライブ中継で実際の人とcadevarを比較しながら、

どの層に顔面動脈があり、どの層に表情筋があり、どのポイントの

どの位の量のヒアルロン酸やディスポートを

打てば良いかの講義がありました。

ヒアルロン酸は注射だけで安全と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、

陰では顔面動脈に注射をしてしまい、鼻の皮膚が腐るなどの

トラブルも報告されています。

このような解剖の勉強を行う機会を作ることは本当に良い事だと思います。

合併症に苦しむ患者様を作らないためにも

日本でもこのような勉強会を出来れば良いなと思いました。

 

会場に、座ると幸運になるという、唇の形をした椅子がありました。

香港の人は気の流れやパワースポットを大切にすると

聞いた事があります。

たくさんのパワーを頂いた気がします。

以前に中国杭州で一緒に講演をした

申先生と偶然の再開。

詳しくはこちらをどうぞ。

懐かしいですね。

今では脂肪幹細胞研究会を立ち上げており、

今度日本にも講習に来て下さるとのこと。

勉強の機会を与えて下さったQ-med社の皆さん、

本当に深謝いたします。ありがとうございました。

 

悩んでいた理想の顎とフェイスライン。

思い続けていたら夢は叶うといいますが、

１ヶ月も立たずにかなっちゃいました（笑）。

相変わらず池田は本当に運がいいと思います。

 

板野友美さん激似のざわちんさん。待っていて下さいね。

 

 

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