本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

アンチエイジングは見た目も大切ですが内面も大切です。

ただ、内面の若々しさはどうすればわかるのでしょうか？

先端医療でその答えを出すことができるようになりつつあります。

しかし、、、勉強が難しい。汗

糖尿病は糖質制限のダイエットや運動など、生活習慣を改善すれば良いのはわかります。

ただ老化予防は。。

どんなに生活習慣が良い人でも年は取ります。

ただ、老化予防をしていると

見た目だけでなく病気になりにくくなることがわかってきました。

欲しいのはお金よりも本当の健康。

どんなにお金があっても病気になるとつらいもの。

 

特に「ボケたくない」は皆さん思っているのではないでしょうか？

それではどうすれば内面の若返りができるのか？

について自分の勉強も兼ねて数回にわけてまとめていきたいと思います。

まずは人間を構成する細胞について。

人間の細胞の種類は約270種類。

分裂する回数は約50回。

細胞は約50回分裂すると老化細胞に変わり分裂をしなくなってしまいます。

そして老化細胞は分裂を停止した状態で長時間生き続け、

炎症性物質を多量に分泌するため、年を取ると病気になりやすくなることが

わかってきました。

恐ろしいことに老化細胞を移植すると、

若いラットも早く死ぬこともわかっています。

50回分裂を繰り返したら分裂を止める。

その分裂に深くかかわっているのがテロメアです。

細胞分裂を繰り返すごとに染色体の端にあるテロメアが短くなり、

テロメアがある程度短くなると細胞は分裂を止めます。

そのテロメアの長さから計算すると、人間の理論的な最高年齢は125歳になるそう。

つまりどんなに健康的な食事を取っても、どれだけ運動をしても

テロメア短縮を止めることはできないかぎり人間は125歳で死にます。

実際にギネス世界記録で認定されている世界最高齢記録は

フランスのジャンヌ・カルマンさんで122歳164日とのことです。

さてテロメア短縮は止められないのですが、

テロメアの短縮を加速させる原因はたくさんあります。

肥満や喫煙、運動不足、精神的ストレスなど。

これらの行為は体内で炎症を引き起こすために

テロメアは早く短縮していきます。

また放射線を浴びたりしてもテロメアは短くなります。

そしてテロメアが短くなると老化細胞が増えることになり、

加齢性疾患になりやすくなるのです。

内面からの若返り２に続きます。

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