本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

国際美容医療研究会でペリカン注射の勉強会に行きました。

ペリカン注射とは加齢によって出来る首のたるみを 注射で治すという治療です。 当院ではオリジナル処方でで1回の治療で小顔にする メイクアップフィラーが人気ですが、 より治療効果を高めるために顔の部位別に 違う処方を行うメイクアップフィラーを開発中。 そのために今世界中の情報を集めています。

顔の解剖は人によって違います。 脂肪が多い方はは脂肪を減らす治療が必要ですし、 痩せている方は皮膚のたるみの治療が必要です。 スマホばっかりいじっている方は広頚筋のメソテラピーを 必要とするでしょう。 どの薬が最も効果が上がるかは教科書やインターネット上での情報収集は あまり意味がありません。 どの製薬会社も自分の会社が良いと言いますし、 最近ではインターネット情報は嘘の情報であふれています。 僕が世界中を飛び回って第一線の医師同士で情報交換を行っているのはl そのあたりにも理由があります。 数年前、ネット上で一番評判の良いレーザーが 現場の医師の間では全くダメダメの評価だった経験から、 僕自身は誰が書き込んだかわからないインターネット情報は信じずに 実体験が一番多い一流の先生から直接評価を聞くようにしているのです。 本物の情報はその道のプロの人間からの直接聞くのが一番。

医学において誰が書いたかわからないインターネット情報を鵜呑みにするのは 危険だとも言えます。 さて、ペリカン注射はTIZIANOというイタリアの製薬メーカーのお薬。 植物由来の幹細胞が入っているお薬です。 加齢とともに皮膚内の幹細胞が減ってくことがわかってきていますが、 植物の幹細胞はほ乳類の幹細胞と類似しているため 補充することによりお肌の引き締めがおこなえるとのことです。 TIZIANOには幹細胞以外にも パンテノールやアルギニン、プロリン、グリセリン、大豆タンパク質など アセチルコリンと類似した効果を出す薬剤も入っているために 肌質も改善していくとのこと。  

お次はラファエロ。 低分子ヒアルロン酸とアミノ酸が入っており、 お肌の保湿効果を高めます。 レスベラトロール、グルタチオン、リポフラビンも入っています。 こちらは水光注射の改良進化版といえるでしょう。

そして最後はミケランジェロというお薬。 こちらも進化版脂肪溶解注射です。 ホスファチジルコリンにカルニチン、レシチン、リポ酸等が入っており 従来よりも腫れが少なく、治療効果が高いボディーシェイプが 可能とのことです。 時代はどんどん進化していきます。 ペリカン注射は回数がかかる、というのが欠点ですので より少ない回数でできるよう改良していきたいと思います。

ペリカン注射は当院では最新のスキンタイトニング機器、 インテンシフと組み合わせて より治療効果を高める効果を追求することになりそうです。

インテンシフについて詳しくはこちらです。

さて、研究会が終わった後にゴールドコグを埋め込んだ皮膚に 高周波治療器エンディメドの治療をおこない、 ゴールドコグは金の糸と違って高周波でもやけどは起こさないことを証明しました。 話は変わりますが、先ほど韓国美容外科学会（KAAS)から 1ヶ月前の学会講演の時の感謝のメールと写真が送られてきました。 AFAS 2015 Leaflet 2015年のアジア美容外科フォーラムの招待講演も決定したようです。 また、前回のJAASの学会の評判が良かったために来年のJAASの 学会長も行うことに決まりました。 二度連続の大役、重責ですが 今後も東京皮膚科形成外科は安心で安全なアンチエイジング美容医療を追求し、 広めるために頑張って行きたいと思います。 さて、本日からヨーロッパの一流の先生と最新のアンチエイジング医療の情報交換を行うためにバルセロナに行ってきます。

帰ってきたら最新情報をシェアしたいと思いますので皆様、楽しみにお待ち下さいね。

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