本音美容辞書【総院長ブログ】｜東京皮膚科・形成外科

韓国で講義を受けて来たTR-LINEについての情報をアップします。

Dr.Hae Woo Lee の講義より　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012.1.14

 

 

TR　LINEとは、安全な吸収糸を使ってエラスチン、コラーゲンを生成させて繊維化を促進して皮膚を若返らせる新しい美容医療です。

 

適応は顔、首、手、お腹、上肢、太もも、妊娠線、大腿、臀部など、色々な部位に使用できます。

効果

リフティングと肌質の改善、

しみや毛穴にも効果があります。（針を入れるとstem cellに刺激を与えて新しい細胞が出来るため）

方法

Sewing TechniqueがTR　LINEの特徴です。

真皮と皮下組織に波打たせて糸を挿入することにより、Liftingを行う

真皮層に針が入ったことを感じながら行うことが大切です。

dimpleの数を場所によって調整することにより、皮膚を引き上げることができます。

長い糸は頬の平べったいところに使い、

太い糸は深いところに使います。

麻酔は２%キシロカインE入りで行います。

副作用

一番の問題は内出血です。

（丁寧に施術を行うことにより、内出血は少なくできます）

稀ですが感染を起こす可能性もあります。

 

材料

PDO（ポリジオキサノン）を使用

６ヶ月たって溶ける第３世代の吸収糸です。

結果

リフティングは直後からわかり、

タイトニングは１ヶ月から２ヶ月してから実感できます。

６ヶ月で糸は溶けますが効果は２年間続きます。

テクニック

頬が下がっている場合

上方を多く、下方を少なくしてdimpleを作ります。

目尻

筋肉内に入れることにより小じわを軽減します。

 

二重あご

顎の骨に沿っていれます。

その後にダイヤモンド状に入れることにより二重顎の治療ができます。

 

前額

上はdimpleを多く、下を少なくすると額を引き上げることができます。

 

眉間

血管が多いので気をつけないと行けない場所です。

 

首

甲状腺を刺すことも、気道を刺すこともあるために

深く刺さないよう注意します。

術後

翌日から普通の生活は出来ます。

内出血部はアイスで冷やします。

１ヶ月はハードマッサージは禁止です。

 

 

botoxとの併用もおすすめです。

強力な小顔効果もあり、維持する期間も長くなります。

 

筋肉と平行に入れたり、

沢山入れると内出血の圧迫の時間が少なくできます。

 

３０代から４０代が効果が高く

５０代、６０代は再生能力が弱いので手術がおすすめです。

 

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