東京皮膚科・形成外科 形成外科専門医 松宮詩依
タマコブログコロナ対策〜世界の情報から〜
こんにちは!
世界的パンデミックの中、日本国内も日々感染者が増加し皆さん不安な日々をお過ごしかと思います。
新型コロナウイルス感染の治療法がまだ確立されていなだけでなく、感染経路もはっきりわかっていない、、わからないことだらけの中、ネガティブなニュースばかり見ていると気分も沈みがちかもしれません。
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コロナウイルスの情報は日々アップデートされますが、ネガティブな記事が多い一方で、ワクチンや治療薬開発に取り組まれている方々やコロナウイルスの治療経験からこの未知のウイルス感染症の解析をして予防および生還者を増やすごとく、しのぎを削っている方々、そして言うまでもなく第一線で戦われている同業者の方々に心から尊敬と敬意を表します。
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私は相変わらず当院で診療を継続していますが、最新情報をかき集めて自分の免疫力は最大限に高めるように努めています。
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大事になるのはその情報源だと思いますが、アンチエイジングと同じで”○○を摂ればいい”と言う魔法の薬はないと思うので、いくつかの信頼できる情報源を寄せ集めて自分なりに取捨選択するようにしています。
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ここでは私が周囲のドクター達から教えていただいた中で皆さんにも役に立ちそうな内容をシェアしたいと思います。
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念の為、強調したいのがこれがコロナに効く、と言っているわけではありません。
そんなことは誰にもわかっていないので・・
ですが、何もしないで戦々恐々としているよりは、スーパーヘルシーでいれるよう、可能性があることは取り入れて、少しでも前向きに日々を送れたらと思っています。
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本日は
イースタンヴァージニアメディカルスクールから。一部抜粋ですが長文になります。
原文はコチラ
コロナに著効するものはまだわかっていないが、以下は予防と症状緩和に有益と思われる。はっきりしたエビデンスはないが、安価、安全そして広く使用可能なものばかりである。
とし、コロナウイルス感染予防に以下を推奨しています。
・ビタミンC500mg
・ケルセチン250-500mg内服/日
・亜鉛75-100mg トローチがベター。1,2ヶ月後1日量を30-50mgに減量。
・メラトニンを一晩0.3mgから始め1-2mgまで増量(可能なら)
・ビタミンD3 1000-4000単位/日(最適量は人による)
また、新型コロナウイルスは感染後無症状、軽症状、中等度症状、重症、重篤で体内の状態が異なるため、各ステージに応じて治療内容を検討すべきとしていますが、ここでは予防の可能性のある治療のみ掲載します。
ご興味のある方は原文をお読みください。
また、上海病院の新型コロナ対策マネジメントでは、ヘパリンによる抗凝固療法と高濃度ビタミンC点滴が推奨されています。
新型コロナに関する一般的な考え方として、以下が述べられています。
注:新型コロナ感染症に対する”魔法の薬”は見つかっていない。だが安全、安価ですぐに手に入る薬や治療を組み合わせることによって相乗効果および生化学的効果を期待することはできる。(何もしないより可能性のある安全な治療は行うべき)
・新型コロナ感染の重症例ではCD4T細胞の活性化による免疫機能の異常を引き起こす。
・患者の血中のIL-6,IL-10,TNFAは劇的に上昇すため、サイトカインの嵐(cyrokine stormと呼ばれている。)を抑えることがコロナ感染症の重症例の治療には必須。
・人工呼吸器に繋がれる状態になると生還は極めて困難となる。これはベンチレーターによる肺損傷とバクテリア感染が加わることによると考えられる。なので、いかに重症化させないかが重要である。
・亜鉛はウイルス性RNA依存RNAポリメラーゼの抑制をする。(ウイルスの複製という意味)
・クロロキンとヒドロキシクロロキンは広域の抗ウイルス効果を性質上持っている。加えて亜鉛のイオン化や免疫機能調整機能があるため、初期のウイルス感染治療に適していると考えられる。
・アスコルビン酸(ビタミンC)は数えきれないほどの生化学的性質が証明されている(抗炎症作用、抗酸化作用、免疫活性化作用、抗ウイルス作用)ため、新型コロナ感染治療に有益と思われる。さらに、ビタミンCはコルチコステロイドと併用することにより相乗効果を期待できる。(ステロイドの抗炎症作用の、という意味と思われます。)
・最近の研究データによるとメラトニンは抗酸化作用だけでなく、新型コロナウイルスに対する直接的な抗ウイルス作用を持つ可能性があると示唆されている。健康人においてはメラトニンレベルは40歳以降減少していく。これは新型コロナ感染者の死亡率が40歳以降で増加していることにも一部関連していると言える。
・ビタミンDは免疫活性効果をもつ重要な栄養素である。多くの人々、特に高齢者は冬の期間はビタミンD不足の状態である。低ビタミンD不足は上気道感染リスクを上げることが知られている。(WHOからも推奨されています。)高齢者ほどビタミンD摂取を検討すべきと言える。
・ケルセチンは玉ねぎなどに含まれる植物性フィトケミカルである。実験的また初期の臨床治験によるとケルセチンは広域の抗ウイルス性質を持ち合わし、ウイルスの生存サイクルにおいて様々な作用を及ぼす。ケルセチンはウイルスの集合のために必要とされるヒートショックプロテインを阻害する。新型コロナウイルス感染のハイリスク群の人々にとって役に立つかもしれない。
色んな記事を読んでいる中でビタミンDが1番目に着きます。ビタミンDについてはまた別日にシェアしますが、ビタミンDは免疫系維持だけでなく様々な作用があることがわかっています。
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WHOもビタミンDが上気道感染予防に
有効である可能性を認めています。
http://bit.ly/32pEhau
当院でもビタミンDサプリメントの取り扱いがございますので、安全で高品質のものを摂りたいという方はクリニックまでお問い合わせください。
ご自身で購入される場合には、成分をチェックしなるべくオーガニックのもの、あまり安価すぎないものを選ばれると良いかと思います。そして、用量は自己判断で増やしすぎないことが大事です。
ちなみに、食事では青魚や鮭に多く含まれます。
また情報アップデート&シェアしていきます。
本日もお読みいただきありがとうございました!
松宮
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