東京皮膚科・形成外科TOP > タマコブログ > 栄養外来〜 1.尿有機酸検査

東京皮膚科・形成外科 形成外科専門医 松宮詩依

タマコブログ

栄養外来〜 1.尿有機酸検査

 

こんにちは!

今発売中のVOGUEに当院の栄養外来で行ってる尿有機酸検査のご紹介をしています♬

今回は色んな検査が載ってます。

やみくもに、良いと言われるものを摂るよりも、まずは自分のカラダをもっと知ろう!

という流れになってるのはとても良いなぁと思います♡

最近、自分を知ろう的な検査ネタが多いですね。

有機酸とは、腸内細菌の代謝物でこの検査では74種類の腸内細菌の代謝物の量と種類を測ることで間接的に腸内環境を始めとする、体の色々な機能を評価することが可能です。

腸脳相関(Brain-gut axis),やSkin-gut axisという言葉がありますが、腸は脳神経にも皮膚の状態にも密接な関係があることがわかっています。

例えば・・美容でいえばアトピー性皮膚炎や繰り返すニキビの方など、有機酸検査をすると

大抵腸内環境は大変なことになっていますし、

うつや自閉症などの場合もしかり。

イライラしてしまったり、なんだか頭がぼーっとする、て時は自分のせいではなく、お腹の中の腸内細菌たちの状態がイマイチだから、てことはよくあります。

こちらの有機酸検査でわかるのことは、

・腸内環境・・悪さをする細菌や真菌(カンジダなど)がいないか

・ミトコンドリアの機能・・3大栄養素のエネルギー代謝回路の滞っているところを見つけてその原因を探す

・神経伝達物質の代謝・・セロトニン(幸せホルモン)がちゃんと作れてるか?など

・解毒回路・・グルタチオン産生や葉酸代謝など

・ビタミン不足の評価

・・・ざっくり言うとこんな内容となります。

腸内環境を知れて、細胞レベルで代謝回路を見れるので、情報量が多く患者さんごとの問題点が明確にわかります。

例えば、わたしの検査結果

脂質代謝に注目してみてください。(ケトン&脂肪酸酸化)

脂質代謝回路がイマイチなので、この結果を見てから日常的にMCTオイルかココナッツオイルを摂るようになったところ、同じ食事をしていても脂肪がつきにくくなりました。

その他、この検査に基づいて自分にとって必要な栄養素が概ねわかるので、食材やサプリ選びが楽になります。

栄養外来では血液栄養解析とこの有機酸検査をまず基本の検査としています。

ここから体調不良の原因を一緒に探し、必要であれば他の検査を組み合わせていきます。

腸は免疫の6割以上を司っていることがわかっているので、腸内環境を整えることがまずは大事です。

なんとなく調子が悪い、が続いている方は一度検査してみることをオススメします♪

本日もお読み頂きありがとうございました!

松宮

▲栄養外来〜 1.尿有機酸検査トップへ戻る

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

24時間受付中
診察、手術、お支払いなどの質問もOK

メール相談
東京都中央区銀座2-11-8 ラウンドクロス銀座 3F
駅からのアクセス
  • 銀座駅 A13番出口 松屋デパート(日比谷線、銀座線、丸の内線)より徒歩3分
  • 東銀座駅 A8番出口 ファミリーマート前  (浅草線)より徒歩1分
  • 銀座一丁目駅 9番出口 メルサ銀座  (有楽町線)より徒歩2分
  • 銀座一丁目駅 10番・11番 出口 (有楽町線) より徒歩2分
    >>クリニックまでの行き方はこちら

▲栄養外来〜 1.尿有機酸検査トップへ戻る

ページのトップへ戻る