東京皮膚科・形成外科 形成外科専門医 吉澤秀和
Dr. hideyoshi blog
カテゴリー: 美容外科 施術
6月5日に投稿した傷跡の修正について-scar revision編-の患者さまが、本日術後1週間目で抜糸で来院されました。
術後もつっぱりなどは少なく喜ばれていました。
術前抜糸時(術後1週間)
表皮縫合の糸があったので、創部周りの髭が伸びている状態です。
口唇まわりは常に会話や食事などで動かす場所ですので、創部の安静が保てないのが注意する点です。また、この症例は男性ですので髭が生える場所ですので、テーピングも難しくなります。
下に開口時と笑顔や噛む動作の時(「イー」と発声する時の口の形です)をしてもらいましたが、形態の左
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6月になり2回目の投稿になります。
目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?④ -facial antiaging! -で症例提示した46歳の男性の方の1ヶ月の経過を提示します。
術前術直後(PRP注入直後)
まず、症例の復習をしてみましょう。
tear troughからpalpebro-malar grooveとその下にはゴルゴライン(mid-cheek grooveまたはmediojugal fold)がかなり深い溝を形成しています。
重傷度分類は、中等度~重傷になります。
 
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令和になってもう1ヶ月が経ちましたね。
今回は、1年前の外傷後の傷跡が肥厚性瘢痕状に盛り上がってしまい、目立っていたのを気にされていて傷跡の修正希望で来院されました。
上口唇部の傷跡で、赤みが目立っている肥厚性瘢痕の状態です。
おそらく①怪我した際の傷が真皮深層まで達するような深い傷だったのか、②細菌感染などを起こして創傷治癒が遷延してしまった可能性が推察されます。
今回は、肥厚性瘢痕を切除後に局所皮弁を用いて閉創することで瘢痕による拘縮(つっぱり)の解除および縫合創の断片化を図ることで視覚的に目立たなくすることを行う方
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