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東京皮膚科・形成外科 形成外科専門医 吉澤秀和

Dr. hideyoshi blog

傷跡の修正について②-scar revision編-

 

6月5日に投稿した傷跡の修正について-scar revision編-の患者さまが、本日術後1週間目で抜糸で来院されました。

術後もつっぱりなどは少なく喜ばれていました。

 

 

表皮縫合の糸があったので、創部周りの髭が伸びている状態です。

口唇まわりは常に会話や食事などで動かす場所ですので、創部の安静が保てないのが注意する点です。また、この症例は男性ですので髭が生える場所ですので、テーピングも難しくなります。

下に開口時と笑顔や噛む動作の時(「イー」と発声する時の口の形です)をしてもらいましたが、形態の左右差は目立ちません。

 

 

術後は創部がいかに目立たなく『成熟化』させるかがとても重要になりますので、肥厚性瘢痕予防で「トラニラスト(一般薬剤名)」の内服を開始しました。

次回は術後1ヶ月目での再診時にまた報告させて頂きます。

 

施術内容:皮膚腫瘍切除術+皮弁形成術(保険診療による手術

 

施術のリスク・副作用について

・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。

・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。

・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。

・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。

・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。

・手術当日は、洗顔をお控え下さい。

・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。

・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

・効果には個人差があります。また、部位によってはそれほど改善が実感できないことがあります。

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