美容外科 / 美容皮膚科　東京皮膚科・形成外科

ここ最近は、目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？ -facial antiaging! -と題して、主に下眼瞼の事を中心に連載していましたが、今回は、おでこ（前額部ぜんがくぶ）のアンチエイジングについて触れたいと思います。

 

年齢と共に顔面骨も骨量が減り、萎縮することが多くの論文でも報告されています。

３D構築したCT画像になりますが、将来的に骨がここまで減少するとなると、皮膚、脂肪、筋肉の行き場所がなくなってしまい、結果重力に負けて下がってしまいます・・・。

これは前額部にも同じように眉間より上が凹んできます。

特に女性では、前額部が平坦化して男性的な形状はあまり美しくありません。より女性的な丸みを出す必要があります。

  

治療方法としてはプロテーシスを入れる方法や、Filler系（ヒアルロン酸、PRP）や脂肪移植などで陥凹部に注入する方法で目的は「augmentation」を図ることです。

今回提示する症例については、『ベビーコラーゲンブースター』という新しい注入治療を提示しますね。

症例は40歳代、女性です、前額部では印をつけた（2枚目、4枚目、6枚目）部分が年齢と共に凹んできてしまいます。より男性的な額の印象を受けますね。

この施術のポイントはただ注入するだけではなく「剥がし」をする事です！！

   

「剥がし」とは何か！？

そもそもaugmentationをすると共に、気になることは『おでこの皺』でしょう。皺とは筋肉の収縮が皮下組織が結合していることで、皮膚がたわんで皺が形成されます。同じ場所が年月をかけてたわむことで皺となり溝がどんどん深くなってしまいます。

勿論、BOTOXも効果的で皮膚の老化予防はできますが、前額部の形態までは改善できません。

そこで、4カ所の針穴から、鈍針を用いて局所麻酔をしながら、皮膚と筋肉を連結している結合組織のfibro-septal networkを丁寧に剥がします。

『 筋肉とのつながりが断裂すると、皮膚は縮む』特徴があるので、これをするだけでもスキンタイトニングが起こります。

さらに、剥離した層に PCL注射剤とベビーコラーゲンを混ぜて気になるところに注入をしてaugmentationを施します。

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ベビーコラーゲンとは、世界で初めてⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを50：50で配合した唯一のヒト由来コラーゲン注入剤（ヒューマラジェン）でお肌の若返りを目的とし、年齢とともに減少していくベビーコラーゲン（ヒトIII型コラーゲン）を補充することができるのです！

お馴染みPCL（ポリカプロラクトン）と一緒に注入することで、皮膚組織量を増強させ、シワを改善させるだけでなくコラーゲン産生を促すことにより肌質改善が期待されます。個人差がありますが2年程度で吸収され自分の細胞に置き換わります。

施術直後としても針穴（眉頭と眉尻に左右1カ所ずつ）だけです。

症例は２CCの注入ですが、きれいな女性的な丸みのある形になっています。

前額部のaugmentationと剥がしによるスキンタイトニングにより開瞼（目を開けること）も直後から楽になる方が多いです。

皺も合わせて撃退したい方はBOTOXを併用することをおすすめします！！

施術内容：ベビーコラーゲンブースター

施術代： ¥200,000（税別）

診察代¥1,000（税別）、針代1本¥1,000（税別）～　麻酔テープ1枚¥50（税別）～・麻酔クリーム1部位¥500（税別）～使用に応じて別途請求させて頂きます。

施術のリスク・副作用について

• 内出血が起こった場合は完全にひくまでに２週間程度かかることがあります。
• 施術後に、腫れや赤みを伴う場合がありますが、２～５日程度で改善していきます。
• 稀に、注射部位における疼痛・硬結・過敏性症状（発疹・発熱・掻痒感など）などが生じる場合がございます。症状が出現した場合は、アレルギーの可能性も考えられるため直ちにご来院下さい。
• 施術直後より、洗顔・お化粧をしていただけます。
• 施術日は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。
• 注入は医師と状態を確認しながら進めますが、効果の現れ方や注入部位によっては直後に凹凸や左右差を生じる可能性があります。微調整が必要となる場合は、別途料金が発生いたします。
• ごく稀に、感染する場合があります。その場合は、抗菌剤内服にて対応いたします。
• ごく稀に、塞栓症を起こす可能性があります。その場合、すぐにご来院下さい。

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