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東京皮膚科・形成外科 形成外科専門医 吉澤秀和

Dr. hideyoshi blog

目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?⑦ -facial antiaging! –

 

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?-facial antiaging!-』についてblogでシリーズとして書き始めてから7本目になりました。

 

患者様にも好評で、「ブログが分かりやすかったです」との声を頂けて書き続けて良かったと思います。各患者様に程度や状態が異なりますので、一人一人にベストな治療を提供できればと思っています。

 

Lower Eyelid Fat Bulging Sung. Med Laser 2017;6(2):58-66 より引用

今回は、60歳以上の方で、重症に分類される患者様の治療経過になります。

重症度については、 『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?-facial antiaging!①-』 に詳細を書いていますので、見て頂ければと思います。

 

おさらいですが、なぜこのように目の下のクマが出来てしまうのかです。

眼窩隔膜および眼輪筋が徐々に菲薄化を起こし、眼窩脂肪が前方へ突出するためにこのような下まぶたのたるみがハンモック状に出現します。

 

眼窩を構成する骨と皮膚の間にはリガメント(靭帯)が柱の様に存在し、下眼瞼縁と靭帯の間に眼窩脂肪が『嵌頓』している状態になっています(上図、右図)。

 

更に重症に分類される患者様は、下眼瞼の皮膚が弛緩(伸びきってしまっていて、結膜からの脱脂だけでは、皮膚の弛みが残ってしまいます)している症例は眼瞼下垂での皮膚切除と同様に皮膚を切除する必要があります!!

では、症例を2例提示致します。2症例とも重症に分類されますね。

特に60代男性の方は、下眼瞼がやや外反傾向にあるので、要注意です。

 

 

tear troughからpalpebro-malar grooveまで眼窩縁の靭帯に沿って見事にハンモック状に眼窩脂肪が突出してしまっています(orbicularis oculi ligamentおよび眼輪筋が骨膜に付着)。

 

2症例ともに、 右図の経皮的アプローチによる余剰皮膚切除および眼窩脂肪除去と眼窩脂肪の移動固定を行いました。 同時にPRPによる治療もカウンセリングしていますが、まずは、手術のみのご希望でした。

 

では、1症例目の経過です。

 

眼窩脂肪の脱出が改善され、術後1ヶ月以降では術後の腫れや内出血斑も落ち着きとても若々しい印象になりました!!

この方はPRPの注入は行っていませんので、今後細かいちりめん皺などに対してPRPを注入してskin rejuvenationを考えてもよいかもしれません。

 

 

遠方に在住のため、術後4か月経過で再診して頂きました。

手術直後や抜糸時は、やや下眼瞼の外反気味になっていましたが、経過と共に落ち着いていますね。

 

また、睫毛下切開の傷跡については、直後に目立っていたとしても、この症例のように必ず、目立たなくなりますのでご心配なく!!

 

術後4か月後の写真から、クマがおおむね改善され若々しい印象になりました。この症例の方も PRPの注入は行っていませんので、今後細かいちりめん皺などに対してPRPやACRSの注入やskin rejuvenationを考えてもよいかもしれません。

 

60代、70代の方は、極端な若返りやPRP注入に躊躇してしまう方もいらっしゃるので、手術での適度な若返りがいいのかもしれませんね。

 

一人ひとりに合ったアンチエイジング治療を提案させて頂きます!!

 

下眼瞼:切開グラマラスライン形成術(皮膚切除・脱脂あり)

詳しくは、下記から過去のブログ参照してみて下さい。

目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?①-facial antiaging!-

目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?②-facial antiaging!-

目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?③-facial antiaging!-

目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?④-facial antiaging!-

目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?⑤-facial antiaging!-

目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか?⑥-facial antiaging!-

 

【施術料金】

切開グラマラスライン形成術(皮膚切除・脱脂あり)35万(税別)

 

施術のリスク・副作用について

・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。

・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。

・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。

・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。

・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。

・手術当日は、洗顔をお控え下さい。

・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。

・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

・効果には個人差があります。また、部位によってはそれほど改善が実感できないことがあります。

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