美容外科 / 美容皮膚科　東京皮膚科・形成外科

2020年Olympic yearでしたが、まさかこのような夏になるとは思いもしませんでした。マスクがマストな生活様式になっていますが、くれぐれも熱中症などに気を付けて下さい。

 

 

さて、昨年数多く投稿した『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？』シリーズも久しぶりですが、第10回目を迎えました。

 

創刊11周年の美スト10月号にも担当させて頂いた記事が掲載されていますので、それも含めて参考になればと思います。

 

長期結果も含めて、経過を提示しながら考察して少しでもこの手術の知見を深めて頂ければと思います。

 

まず、治療としての選択肢が当院には大きく3種類あります。

　①注入系（PRP、ヒアルロン酸、ベビーコラーゲンブースター）

　②形成外科的手術（経結膜切開、経皮切開（切開ハムラ法）でのアプローチ）

　③RFAL（accutiteを用いた高周波治療）（最新治療）

単独で行う場合もありますし、勿論コンビネーションで行う場合もあります。

 

自分の中では大きく３つの分類に分けてカウンセリングの際に治療の提示をさせて頂いています。ので、症状について説明しましょう！（例にさせて頂いた有名人の方々はイケメンなのでファンの方に怒られてしまいそうですが、、、ご了承下さいませ（汗））

 

 

 

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①『軽症（mild type）』はtear trough（眼輪筋の骨膜への付着部）の陥凹のみが目立つタイプです。伊勢谷友介さんはそのタイプで目の下に目頭から斜めに陥凹変形が見られますね。

 

②『中等症（moderate type）』は今をときめく綾野剛さんの様にtear troughからpalpebro-malar groove（ Orbicularis retaining ligament;眼輪筋が眼窩縁に付着している靭帯により眼窩縁に沿って陥凹変形）がみられ、眼輪筋および眼窩隔膜が軽度緩んで眼窩脂肪が ハンモック状に突出しています。

 

③『重症（severe type）』は遠藤憲一さんなどある程度年配の方に多く見られています。中等症がさらに悪化しハンモック状に眼窩脂肪の突出が著名にみられているタイプです。

 

 

では、それぞれにおいて適切な治療方法はなんでしょうか？？

現時点において、当院でご提案する治療方法は、

①『軽症の場合』では、注入療法がメインとなります。

眼瞼周りは皮膚がとても薄いので、HAの場合は浅い層に多く注入してしまうと、チンダル現象と言って青白くHAが透見されてしまいます。HAの場合は注入の層を気を付ける必要があります。

 

他にはPCL（ポリカプロラクトン）という組織再生素材の注射剤があります。眼瞼では、1年ぐらいかけて自分の組織に置き換わってくれるものを使用しますが、HAと違い専用の溶解注射がありません。

 

最後にPRPがあります。血小板の組織修復能力を人為的に注射して起こすものです。肌の真皮層に細かく注射してコラーゲン増生を促し、皮膚の厚み・張りを作り出すために行います。

 

 

②『中等症の場合』は、結膜側からの眼窩脂肪の除去および注入がベターではないでしょうか？（さらに当院では涙袋形成術を併用し、皮膚を引き締めて涙袋を強調することが可能です。）『手術＋注入が基本治療の柱』になります。

今後、RFALでの治療法も確立できればよい適応になるかもしれません。

 

case1

 

Case2

 

 

経過は以前の投稿にアクセスしてみて下さい。（ブログ記事にとべるようにしてありますので是非ご一読を！）

Case1 :男性必見！！男性も若々しさが必要な時代になってきました。-facial antiaging!!-、②（経過）、③（経過２）

Case2:目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？⑤ -facial antiaging! –

 

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？①-facial antiaging!-』

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？②-facial antiaging!-』

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？③-facial antiaging!-』

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？⑧ -facial antiaging! （手術の詳細解説編；閲覧注意！！）-』

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？⑨-facial antiaging!-（down timeの経過編）』

 

 

③『（中等症～）重症の場合』は、皮膚の弛緩（たるみ）もありますので、切開ハムラ法による眼窩脂肪再配置（repositioning）がベターですが、患者さまのご希望によっては中等症で行う治療法をご提案する場合もあります。

 

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？④-facial antiaging!-』

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？⑥ -facial antiaging! –』

『目の下のふくらみ・たるみ諦めていませんか？⑦ -facial antiaging! –』

 

上記の記事では、主に50代以降での症例でしたが、最近では適応を広げて若い方にも行うことがあります。

 

Case3のように眼窩脂肪の再配置をすることでtear troughが改善し、下眼瞼の滑らかなカーブが整いました。術後1週間でも腫れによる外反はみられず、内出血斑がみられる程度でした。

Case3

 

 

最近では自分の行うハムラ法は一般的に多く行われている方法とは若干異なる方法で術式をupdateして行っています。（今後また詳しく記事にしますね）

クマ治療といっても色々な治療方法がありますので、是非カウンセリングにいらして下さいませ。

 

 

Case1 【施術料金】

①上眼瞼：黒目整形（切らない眼瞼下垂症手術；NILT2点法）　20万（税別）

② 下眼瞼：切らないグラマラスライン形成術（脱脂あり）30万（税別）＋ベビーコラーゲンブースター 0.5cc　6万（税別）

 

Case2 【施術料金】

①切らないグラマラスライン（非切開・脂肪除去） 30万（税別）

②PRP2本； 15万（税別）

 

Case3【施術料金】

①切開グラマラスライン形成術（皮膚切除・脱脂あり）35万（税別）

②黒目整形 （切らない眼瞼下垂症手術；NILT2点法　片目） 11万（税別）

③静脈麻酔　5万（税別）

 

【施術のリスク・副作用について】； Case1~3

・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。

・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは１～２週間程度です。

・術後のむくみや細かな左右差の改善には、３ヶ月程度かかります。

・内出血が起こった場合は完全にひくまでに２週間程度かかることがあります。

・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。

・手術当日は、洗顔をお控え下さい。

・手術後３日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。

・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

・効果には個人差があります。また、部位によってはそれほど改善が実感できないことがあります。

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