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東京皮膚科・形成外科 形成外科専門医 吉澤秀和

Dr. hideyoshi blog

瞼の手術は奥が深い⑥

 

緊急事態宣言が発令され約2カ月、ようやく解除されました。

コロナの第1波はブラジルからの統計を用いた収束予測報告に近い形で経過していますが、気のゆるみは第2波、3波を招く恐れがあるので、要注意しながら『with コロナ』社会になります。

 

さて今回も、引き続き『瞼の手術は奥が深い』の続編になります。

今まで症例提示にご協力頂いている方達の経過を報告したいと思います。

 

Case1:20代女性で3か月経過(最終報告)。

Case2:30代男性で2カ月経過(中間報告)。

Case3:40代男性で1.5カ月経過(中間報告)。

Case4:30代女性で約10日間経過(超短期報告)。

 

では、『Case1』です。 『瞼の手術は奥が深い①』で提示した症例です。

術後3か月を経過してほぼダウンタイム時期が終了しました。

 

 

適切な眼瞼挙筋へのアプローチによる処置と適量の眼窩脂肪除去の結果です。

 

 

ダウンタイムは正面では1ヶ月で概ね落ち着いていましたが、閉瞼時の創部の浮腫みは2~3か月で段差がなくなります。創部の赤みについても今後より目立たなくなっていきます!!

笑顔で経過観察卒業です!

 

 

 

次に『Case2』です。 『瞼の手術は奥が深い②』で提示した症例です。

毎週経過観察の症例写真にご協力頂けたので1週間単位でのダウンタイムの変化がわかりやすかったかと思います。

 

 

術後2カ月を経過し、だいぶ落ち着いてきたと思います。

 

Case2は眼窩脂肪の処理がほとんどなかったので、術後の腫れが少なかったですが、1ヶ月程度を要します。1週間毎の微細な変化がわかります。

楽に目を開けてられるとのことですが、何よりも眼ヂカラがかなりup!!していますね。

 

 

続いて『Case3』です。インスタグラムで投稿をしていた症例の方です。

 

お仕事が忙しく経過は術後6週間までです(術前・直後、抜糸、術後1.5カ月のみです)。

本症例では、眼窩脂肪の特に内側区画の除去をしています。

術前後の上眼瞼の膨らみにも注目して下さい。

腫れぼったさの改善がみられていますね!!

 

 

1.5ヵ月目では開瞼具合の左右差が残存していますが、抜糸1週間では丁度良かったのでこのまま経過観察をしていく予定です。

 

 

今後の経過については再度ご報告しますね。

 

最後の症例です。『Case4』については、術後10日程度の超短期症例の日々の経過(皆さんが一番気になる直後のダウンタイムではないでしょうか?)を連日同じ場所で撮影してもらいました。

 

 

閉瞼時の薄っすらと残っている重瞼線のラインが8.5mmで設定されていたのですが、埋没糸の移動により浅い二重になってしまっていました。

 

術前シミュレーションで確認し、 重瞼線は同様に8.5mmとしましたが、左右3mm程度の皮膚を切除するデザインとしました。

プランニングとしては、余剰皮膚を切除した後に、眼瞼挙筋腱膜の処置と平行して埋没糸を抜糸を行いました。その際に糸のみでも多少の癒着は生じているので適宜止血を行いながら丁寧な剥離操作が肝となります。

 

最後に眼瞼挙筋の位置を移動させて固定した後にバランスをみながら眼窩脂肪の除去も行いました。

 

 

2枚目には、実際に切除した皮膚、眼輪筋、抜去した埋没糸、減量した眼窩脂肪になりますので苦手な方はスライドしないでください!!(汗)

 

ここからは、術後の気になるダウンタイムの日々の変化(術後12日まで)を提示します。

消毒の日や抜糸の日はクリニックのカメラでの画像ですが、それ以外のご提供頂いた写真はiPhone11での撮影です。

 

 

 

まだまだ腫れていますが、腫れていても目元が華やかになりました。

術者として、愛護的に扱うことはもちろんですが、患者さまにも以下の点を説明し、ご協力頂いています。

枕を高くして寝る(捻挫などした時も心臓より高くして冷やすことで腫れが最小限になるのと同じ)

②頑張ってクーリング(可能であれば抜糸ぐらいまで)

③あまり笑わない(特に術後48時間);表情筋を動かすと血流はより巡るので、腫れやすくなる可能性があるため

④Na(ナトリウム、いわゆる塩分)摂取を控える、K(カリウム)や利尿作用のある食材を積極的に摂取(バナナ、アボカド、かぼちゃetc、特に韓国では術後にカボチャスープを渡される事が多いようですね。)

 

Case2~4については引き続き症例報告させて頂きますね!!

 

 

眼瞼下垂の再手術のご相談症例も増えてきています。

悩まれている方は是非一度カウンセリングにいらっしゃって下さい。

初診はご予約制になりますので、HPからお電話で予約を宜しくお願い致します。

 

【施術内容・手術時間】

眼瞼下垂手術(挙筋前転法)、保険適応、両目で約1時間30分

施術のリスク・副作用について

・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。

・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。

・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。

・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。

・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。

・手術当日は、洗顔をお控え下さい。

・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。

・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。

・効果には個人差があります。また、部位によってはそれほど改善が実感できないことがあります。

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